NEWS実施報告 データサイエンスcafé
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2024/08/30
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【実施報告】7/29~8/2にDSCafé夏フェスを開催しました《実習編》
令和6年7月29日~8月2日の5日間、データサイエンスCafé夏フェスを開催しました。前半2日間は「データ活用コース」として、PythonとMALABの講習を行いました。後半2日間は「3Dデザインコース」としてFusionの講習に取り組みました。 ■データ活用コース|Python≫7月29日(月)9:00~17:00株式会社シンフォディア・フィル代表取締役の鹿内智也氏を講師に迎え、Pythonでのプログラミング環境構築し、特定のホームページに掲載されている画像をダウンロードし、手元作業画面上に表示させたり、オープンソースから気温データを取得してグラフ化したりする方法などを、各自のPCで実施する方法を実践するところからスタートしました。午後は、Raspberry Piとセンサーキットを組み合わせて、CO2濃度測定装置を組み上げ、インターネットを介したデータ収集の方法を学びました。本セミナーには、山形大生9名が参加しました。 ■データ活用コース|MATLAB≫7月30日(火)9:00~10:30、13:00~14:30マスワークスの横島英俊氏、沖田芳雄氏を講師に迎え、MATLABを使って、身近なデータを活用する方法を、自身のPCで操作しながら学習しました。 講習はMATLABのインストールから始まり、データ活用の意義、データ処理や可視化表現の種類などについて学びました。そして、データの読み込みからグラフ描画までの一連の流れについて各自のPCを使って実習しました。さらにスマートフォンを使って、GPSデータを集め、データを可視化する方法やワードクラウドを利用してテキストデータを可視化する方法なども学びました。本セミナーは、山形大生7名が参加しました。 ■3Dデザインコース|Fusion≫7月31日(水)10:30~12:00、13:00~16:00≫8月1日(木)9:00~12:00 株式会社悳PCMの槻ノ木沢拓孝氏を講師に迎え、3D CADソフトFusionの実習を行いました。受講者は事前にソフトウェアをインストールしたPCを持参いただき、使い慣れた自前のPCで実習を行っていただきました。まずはじめにFusionの概要説明があり、すぐに<ポット>の3Dモデルを制作にとりかかり、基本的な操作方法の習得を行いました。午後からは<五重塔とクラゲ>という3Dモデルの構築を通して、より高度で複雑な制作物の作り方を学びました。箱がぶつかると扉が開くといった、ピタゴラスイッチ!のような3Dアニメ作成の作り方も指導がありました。最後に、各自オリジナルの造形物の制作に取り組みました。本セミナーは、山形大生4名が参加しました。 すべてのコースに共通することですが、講習中だけでなく自由時間も、参加者同士でアイディアを交換しながら、課題に熱心に取り組んでいました。参加者は皆さん個人で申し込んでいたので、所属や学年がバラバラでしたが、実習中や休憩時間に新しい友人(つながり)を見つけた方もいたようです。
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2024/08/02
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【実施報告】7/19に東北大学教員による『Kaggle』と『配列データを処理するデータ科学』をテーマとしたDSCaféを開催しました
第1部『Exploring Modern Machine Learning on Kaggle: Competitions and Techniques』 Michael Ryan Zielewski先生(東北大学大学院情報科学研究科・特任助教 ) 『Kaggle』は、企業と研究者を結ぶプラットフォームで、賞金をかけて行われる競技会(”コンペ”)です。ご講演では、複数の課題について、解決のための考え方や、解析フローなどを解説いただきました。スピーチは英語でしたが、スライドは日本語でしたので、学生からも数多くの質問が寄せられ、非常に大変活発な議論が交わされました。 第2部『配列データを処理するデータ科学に関する研究』 山田和範先生(東北大学未踏スケールデータアナリティクスセンター・教授) ご講演前半は、「データ科学とは?」、「東北大学のデータ科学教育」、「人工知能研究の今後」について、後半は「配列処理と人工知能」と題して、ご自身の研究内容についてお話いただきました。ご講演最後には、意識を持ったような人工知能が持つべき機能とは?についてもお話いただきました。 当日の参加者は会場7名、オンライン10名の総勢17名、見逃し配信も含めて合計32名と、いつもより若干少なめでした。一方、ご講演内容はホットで分かりやすく、講演中にも質問が飛び交い、Café感あふれる楽しいセミナーとなりました。 今後も、様々な分野の先生にデータサインスにかかわる話題をご講演いただきますので、お楽しみに!
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2024/07/16
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【実施報告】7/11に『統計的機械学習のエッセンス』と『モンゴルの歴史・自然を空から見る:ドローンを用いた画像分析の可能性』をテーマとしたDSCaféを開催しました
2024年7月11日に開催されたデータサイエンスカフェ(DSCafé)は、2部構成で行われました。第1部では、山形大学の安田先生による「統計的機械学習のエッセンス」、第2部では、ロペス先生と中村先生による「モンゴルの歴史・自然を空から見る:ドローンを用いた画像解析の可能性」のご講演がありました。 第1部「統計的機械学習のエッセンス」 安田先生のご講演では、統計的機械学習について初学者向けにわかりやすくご解説いただきました。統計的機械学習は、確率モデルと機械学習を組み合わせたもので、確率・統計理論を基にデータサイエンスを行うための考え方です。講演では、AIの基本概念や確率論の基本事項の解説から始まり、統計的機械学習では入力データが一部欠損している場合でも予測可能であること、逆問題の解決における優位性などについて具体的な例を挙げて紹介されました。 第2部「モンゴルの歴史・自然を空から見る:ドローンを用いた画像解析の可能性」 第2部では、ロペス先生と中村先生が、モンゴルをフィールドに行ったドローンを用いた研究についてお話しされました。ロペス先生は、モンゴルの森林に関する気候変動や山火事、農業などの影響を把握するためにドローンを用いた画像分析の手法を紹介されました。ドローンを用いた効率的な森林の調査を行う手法の確立に向け,日々研究が進められている様子を実際の画像を交えてご紹介いただきました。中村先生は、清代に多数建てられたモンゴルの寺院に関する研究を発表されました。文献や地上での調査だけでは不明な点が多いことから、ドローンを用いて寺院の特徴や傾向を調査する手法をご紹介いただきました。ドローンでの撮影写真は,風化していく寺院の風景や記憶のアーカイブとしての役割のみならず、新たな構造や特徴の発見にも繋がっているそうです。 当日の参加者は、会場に11名、オンラインに27名、総勢38名でした。次回のDSCaféは7月19日に「配列データ」と「Kaggle」の2つをテーマに開催する予定です。皆様のご参加をお待ちしております。 左上:講演会場、右上:安田先生、左下:ロペス先生、右下:中村先生
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2024/06/06
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【実施報告】5/28に『データサイエンス入門』をテーマにしたDSCaféを開催しました
2024年5月28日開催のデータサイエンスCaféは、第1部を山形大学大学院理工学研究科の田中敦准教授に「身近なデータからのデータサイエンス入門」についてご講演いただきました。第2部は、山形大学データサイエンス教育研究推進センターの石川彩香講師がファシリテーターとなり、データサイエンス学習相談会を開催しました。 田中先生のご講演は、「データ分析は何のために必要なのか?」ということから始まりました。データ分析には様々な分析方法がありますが、データを正しく理解するには、「統計処理」についての基礎知識(考え方)を理解する必要があり、「みせ方(可視化方法)」次第で理解が大きく変わります。また、世の中はデータにあふれている(あらゆるものがデータ分析の対象となる)といったことを、SNS(ソーシャルネットワーク)分析の例を使ってお話いただきました。 第2部のデータサイエンス学習相談会は、石川先生からの話題提供に続いて、参加者からの質疑応答が行われました。学生や教員だけでなく、会場やオンライン上の一般の方からも様々な内容の質問が登場し、様々な議論が交わされました。ご視聴後アンケートでも「山大だけでなく、一般の方も参加されているので、終盤の質疑応答が活発に行われたのが、楽しかったです。」というお言葉をいただきました。 当日は、会場には山形市内2校の高校生2名と学部生5名を含む13名、オンラインには学部生6名を含めた21名の合計34名が参加しました。当日参加できなかった皆様にも、見逃し配信でご参加いただました(全体の申込者は76名でした)。 次回は6月25日「医療×AI」をテーマに山形大学医学部の先生にご講演いただきます。お楽しみに!
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2024/05/24
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【実施報告】理学部&農学部教員によるDSCaféを5/14に開催しました
2024年5月14日開催のデータサイエンスCaféは、山形大学理学部の門叶冬樹教授と、山形大学農学部の今野真輔助教にご講演いただきました。 門叶先生のご講演は、「福島第一原発事故に伴う山形県内の放射性物質分布状況の研究」。研究メンバーは山形大学生や教職員を中心に、山形県水大気環境課、山形県環境科学センターとの共同研究で実施されています。福島第一原発事故によって非常に多くの放射性核種が放出され、徐々に減衰してはいますが、いまだに各地から放射性物質が検出されています。そこで山形県内の放射性物質の土壌や水底への沈着状況や経年変化を調査されています。今回はその研究成果の一部をご報告いただきました。 今野先生のご講演は「深層学習による家畜行動の解析と飼育管理への応用」。家畜の飼育管理といえば、”飼養(餌やり)、繁殖、衛生、畜産物(搾乳)、糞尿などの管理などがありますが、家畜にストレスを与えない飼育環境を整えることも重要なこと。そこで先生は、動画で撮影した姿勢データセットを物体検出アルゴリズムで深層学習させることで行動解析し、作成したAIモデルを使って、気温低下に伴うカーボンヒーターと横伏臥時間との関係を解析したとのこと。今回はその方法と結果についてご発表いただきました。 質疑応答はお二人のご講演後となりましたが、会場とオンライン双方から活発な質問が飛び出し、様々な議論が交わされました。最後には、ご講演者の2人から、学生の皆さんに向けて「学生時代にやっておいた方が良いと思うこと」について、メッセージもいただきました。 講演当日は内訳は会場10名(学生5、教員4,スタッフ1)、オンライン19名、合計30名が参加しました。オンライン上には高校生のご参加もありました。残念ながら当日参加できなかった皆様にも、見逃し配信のURLをお送りしました。今回のお申込者は見逃し配信を含め全部で55名でした。 次回は5月28日に「データサイエンス入門」をテーマにお届けします。お楽しみに! (写真上段から講演風景と門叶先生、今野先生、今野先生と門叶先生)
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2024/05/08
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【実施報告】DSCafé「音声情報処理とその応用 -コンピュータと音声/水中で話ができる世界を創る」を4/16に開催しました
2024年4月16日開催のデータサイエンスCaféは、「音声情報処理」をキーワードに、山形大学大学院理工学研究科の小坂哲夫教授と、山形カシオ株式会社の鈴木隆司氏にご講演いただきました。 小坂先生のご講演では、音声情報処理とAIの関係性の歴史と、先生のご研究内容の紹介。ボイスチェンジャーを使って、より自然な(人間に近い)表現で声質変換にするには、感情表現が重要で、そこには”韻律”がポイントとなること、マルチモーダル対話システムで、AIがより人間らしく対話するには、音声の感情認識や身体表現(ジェスチャ)を考慮することが重要であることなどについて、学生とアバターの掛け合い動画で、ご紹介いただきました。また、文字情報を音声変換する音声合成(text-to-speach)では、感情表現の特徴抽出がポイントとのことでした。ご講演のまとめでは、”音声処理技術は、ディープラーニングの登場で大きく進展し、GPUなどの計算性能の向上、事前学習モデルの登場で分野によっては敷居が低くなったものの、チューニングが必要であり、目的ごとに必要なデータ収集が重要!”とのお話でした。 鈴木氏のご講演は、水中トランシーバー「Logosease」の開発秘話。開発の根底にあるのは、『世界中どこでも話ができる時代なのに、”水の中では、話をすることができない”という問題を解決したい!』という思い。きかっけは当時10歳でダイビングをはじめたご息女。レジャーダイビングでも手軽に使える水中通話機をつくるにはどうしたらいいか?明瞭な音声に変換するにはどうしたらよいか?という課題に出会います。そこで、小坂先生のご指導下で、会社の同僚とともに数々のプロトタイプを作成し、改良を重ねた日々のご様子や、出来上がってみたら、海猿(レスキューダイバー)やTV出演者に好評だった、というお話を実際の動画とともに、ご紹介いただきました。鈴木氏のご講演で最も印象に残ったのは最後のまとめ。『DXの本質は「新たな価値の創造」。新たな価値を発見(課題の発見)、設計、伝達、実現(必要な人が実際に使う)といったプロセスが重要。そして、データサイエンティストに求められるのは、何のためにやっているのかを理解し、データを採取するところから分析・予測し、その価値を伝えていくということ。』というお話でした。 講演当日は、会場10名、オンライン25名の総勢35名が参加。また当日参加できなかった方にも、見逃し配信をご覧いただきました。今回のお申込者は見逃し配信を含め70名。YUDS関係者6名も参加しました。当日会場参加は飛入りもOKです。次回は5月14日です! (写真上段から第1部講演風景と小坂氏、第2部講演風景と鈴木氏)
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2024/01/19
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【実施報告】DSCaféランチ「自動車走行データを活用した当社の取り組みについて」
2024年1月17日のデータサイエンスカフェは、データビジネスの企画担当者から、実際の取り組みやリアルな話を聴く講演と座談会を開催しました。講師は、あいおいニッセイ同和損害保険会社の朝隈善彦氏と田郷雄介氏のお二人にご依頼し、自動車走行データを活用した取り組み事例をご紹介いただきました。 講演は、会場参加は学生4名と教員3名、オンラインは学生8名と教員1名(合計16名)が参加がしました。講演前半は朝隈氏から”テレマティクス”とは何か?実際に取得している自動車走行データはどのようなものか、それを活用したビジネスに取り組む背景とは?などをご紹介いただきました。後半は田郷氏からテレマティクス技術を使って、実際に自動車走行データがどのように活用されているのかについて、お話いただきました。自動車走行データの活用については、自動車走行における安全管理での利用はもちろんですが、様々な分野のデータと組み合わせることで、新たなイノベーションを生み出す可能性を秘めていることについてもお話いただきました。 座談会では、会場4名、オンライン4名で、合計8名が参加し、次から次へと質問が飛び出し、みなさんお食事をする間もないほど、闊達な情報交換会となりました。 今回は諸事情により全編オンライン開催に変更となってしまいましたが、対面講演と同様に、活発な情報交換が行われ、参加者の皆さんからのアンケートでも、みなさん満足とのご回答をいただきました。 (写真は左から講師の朝隈氏、田郷氏、会場参加者の皆様)
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2023/12/13
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【実施報告】DSCafé「持続可能な地域づくりのためのデータサイエンス ―生態系サービスの活用への挑戦ー」を12/7に開催しました
2023年12月7日開催のデータサイエンスCaféは、「科学―政策インターフェス×データサイエンス」をキーワードに、中央大学理工学部のホーテス・シュテファン教授にご講演いただきました。 持続可能性の概念 「持続可能性」という言葉は、SDGsの広がりとともに耳にしたことがある方も多いと思います。では持続可能性とは何でしょうか?科学の観点で説明すると「ある系の状態が時間の経過に伴って、一定の変動幅を超えない状況が続く」ことだそうです。時間経過とともに、”ある指標”が完全に変わらない状態(Inertia)、一定の幅で変動する状態(Resilience)であれば、持続可能性が保たれているといえます。しかし、一定の閾値を超えたり、下回ったりすると、元の状態に戻らなくなります。これを生態学では”レジームシフト(Regime shift)"と呼びます。一方、政治や経済学的な観点では「持続可能な発展」が求められています。 生態系サービス~シナリオ作成と政策評価~ 2005年には当時のアナン国連事務総長のもと、「Millennium Ecosystem Assessment」報告書が提出されるなど、地球規模の生態系評価の必要性が訴えられました。現在でも、IPCC(国際気候変動会議)やIPBES(生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学-政策プラットフォーム)など、様々な国際組織で地球規模での生態系に関する議論が行われています。最近は特に、気候変動でどのようなことが起こりうるかではなく、設定目標を掲げ、その達成ためにはどうするべきかのシナリオを考えましょうという提案がなされています。このため、科学者だけでなく政治家や企業経営者などのステークスホルダーの参加が重要とされています。SDGs(持続可能な開発目標)では、社会、経済、環境に関する17の目標が掲げられています(実はその下に169のターゲットと、231の指標が掲げられています)。各国の取り組み状況はバラバラです。ご講演では、これを社会・経済と環境指標の指標データで可視化したグラフでご紹介いただきました。なお、最近では、生物多様性の新たな世界目標となる「ポスト2020生物多様性枠組(Global Biodiversity Framework)」も掲げられており、経済界への情報提供のためのタスクフォースについてもご紹介いただきました。 湿原生態学的研究 そして最後に、先生のご専門の生態学のご研究成果のひとつである湿原生態系についてお話いただきました。内容は、火山灰降下物が湿原植生にどのように影響しているのか(Hotes et al. 2010, Oikos 119:952-963)。最近では研究効率化のためにドローンを導入し、ミズゴケ湿原生態系の復元・再生に関するご研究を行っているというお話もありました。 当日の参加者は、対面会場22名、オンライン13名の合計35名。ホーテス先生には、日本語でご講演いただきましたが、対面会場は、留学生が多かったため、英語を交えてご講演いただきました。ホーテス先生は日本語も英語も完璧なトリリンガル(母国語はドイツ語、もしかするともっと多言語ユーザー??)で、大変わかりやすくご講演をいただきました。 ご講演後のアンケートでは、「本当に聞き応え面白い内容でした。持続可能な社会というキーワードの講義で、データサイエンスを用いて紹介するのは説得力がありました。(10代・大学生)」や、「ご本人の研究部分がとても興味深かったので、そのことについてもっと聞きたかった。(50代・自営業)」とのご感想をいただきました。
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2023/11/07
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(11/2)第1回講座を実施しました|データ駆動型課題解決スキルセット講座
2023年11月2日(木)、第1回の「データ駆動型課題解決スキルセット講座」を実施しました。 本講座は、株式会社どうぐばことデータサイエンス教育研究推進センターが主催し、受講者がデータ活用のスキルを学び、実データを用いたデータ分析から、実社会の課題解決のための一歩を踏み出すことが大きな目標となっています。今回、社会人と学生の協働による共同講座を企画した背景には、Society5.0、データ駆動型社会に対応していくデータ活用人材を育成するうえで、企業(社会人)と大学教育が抱える悩みにアプローチする学びの場を作り、社会人と学生のコラボレーションから新しいアイデアの創発やデータ活用に興味を持つキッカケを後押ししたいという主催者の思いから実現しました。 はじめに、株式会社どうぐばこ代表取締役の小林 聖志様より、受講者に向けて熱いメッセージが語られた後、本講座を担当する講師陣が紹介され、脇克志教授(理)、石川彩香講師、奥野貴士教授(理)から、それぞれコメントをいただきました。その後、社会人8名と本学の学生6名の受講者から自己紹介と講座に参加したキッカケや目標をお話しいただきました。社会人の受講者は、IT、エンジニア関連業、経営者の方など、既にお仕事として実データを扱っている方もおり、学生にとっては社会人の話を間近で聞く良い機会となりました。受講者はこの日が初対面となり、参加学生は社会人を前に少し緊張しつつも、これからの講座への期待すること、抱負を語ってくれました。これから約3ヶ月の講座をとおして、データ活用スキルを身につけ、課題解決に向かう過程の中で、どのようなアイデアや気づきが生まれるか、今から楽しみです。
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2023/11/01
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【実施報告】DSCafé「生物間の見えない関係をひもとく~微生物を中心とした生物間相互作用の解析~」10/25に開催しました
2023年10月25日のデータサイエンスCaféは、生物学×データサイエンスをテーマに、山形大学理学部の横山潤教授に「生物間の見えない関係をひもとく~微生物を中心とした生物間相互作用の解析~」のご講演をいただきました。 ご講演では「私たちは地球上の生物多様性の実態をよく知らない」というお話からスタートしました。実は日本の陸上植物に限っても、いまだに毎年、数種類の新種が記載されています。私たちがよく知っていると思っている”桜”であっても、2018年に新種「クマノザクラ」が記載されました。世界に目を向ければ、まだ発見されていない樹木が9000種以上もあると推測されているのだそう。微生物にともなると、”種“の実体がわかっているのは、本当にごくわずか。しかも形態が単純で、識別するのは本当に困難。では、そんな微生物をどうやって調べるのか?ご講演の前半は、DNAを使って”種”を調べる方法について、ウェット(塩基配列情報の取得方法)から、ドライ(コンピューターを使って”種”を同定する方法)まで詳しく紹介していただきました。 後半は、植物の根に共生する菌類との関係(菌根菌ネットワーク)や土壌中に存在するバクテリアを調べる方法について、先生のご研究例として、キンランの仲間とその根に共生する菌類との関係や、農学部との共同研究である水田土壌中のバクテリアと稲や共存雑草などとの関係についてをご紹介いただきました。植物と菌、あるいはバクテリアとの間に存在する生物間相互作用が生態系の中でいかに重要か、微生物が植物の生長や競争にまで影響していることなどについて、お話いただきました。 質疑応答時間には、会場の学生からの質問を皮切りに次々と質問攻め。オンライン参加者からもQ&Aにご質問いただくなど、大変活発な会となりました。当日の参加者は、対面会場8名、オンライン19名の合計27名。高校生から一般の方まで、日本各地から様々な方にご参加いただきました。 次回は、農学部の鶴岡キャンパスで外部講師をお招きして開催予定です。皆様のご参加をお待ちしております。
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