【実施報告】令和7年度FD・SD研修会~予備校メソッドに学ぶ!大学教育におけるオンデマンド教材活用術~(7/10開催)

2025年7月10日に開催された「令和7年度FD・SD研修会 ~予備校メソッドに学ぶ!大学教育におけるオンデマンド教材活用術~」では、株式会社ナガセ(東進ハイスクール)より講師をお招きし、大学予備校におけるオンデマンド教育の取り組みについてご紹介いただくとともに、授業設計や学習意欲を高めるための工夫についてご講演いただきました。

第1部 大学教育におけるオンデマンド授業の有効活用

株式会社ナガセは、幼児から社会人まで全国約37万人の学習者を抱え、特に東進ハイスクールでは、大学受験を目指す高校生を対象に学習コンテンツを提供しています。同社は34年以上にわたり映像授業を提供し、多様な学習スタイルや最新技術を取り入れた教育を実践してきました。今回の講演では、効果的な映像コンテンツの活用について、以下の2点を中心にお話しいただきました。

  • 集中力を途切れさせないための工夫
  • 復習や見直しのタイミングを重視した、学習の定着を促すコンテンツ設計

また、学習意欲を高める「心の指導」の実践例として、以下のような取り組みも紹介されました。

  • 担任と担任助手の2名体制によるきめ細やかな学習支援
  • 少人数でのチームミーティングを通じた学習計画の共有と目標設定によるモチベーション向上

さらに、大学向け学習コンテンツとして、入学前教育やマインドセット講座、「全国統一デジタルスキルテスト」などの提供も進めており、大学受験から入学後の学習支援に至るまで、一貫したサポート体制を構築していることが示されました。

第2部 オンデマンド教材の効果を上げるヒントを見つける

講演後は、参加者との情報交換会を実施しました。会場からは多くの質問が寄せられ、活発な意見交換が行われました。 また、受験生の志望校別合否データをご提示いただき、本学を志望・入学した学生の傾向について具体的な実例をもとに共有され、受験生のニーズや動向を知る上でも非常に有意義な機会となりました。

当日は、会場参加者9名、オンライン参加者30名の計39名の参加がありました。今後の教育改善に向けた貴重な知見を得る機会となりました。

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