NEWS2023年4月
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2023/04/27
- イベント
- 実施報告
- お知らせ
【実施報告】DSCafé「蔵王山のアオモリトドマツのデジタル化」を4/26に開催しました
2023年4月26日のDSCaféは、「蔵王山のアオモリトドマツのデジタル化」という演題で、森林生態×データサイエンスをテーマに山形大学農学部のロペス・ラリー教授にご講演いただきました。 森林状況をどのように調査する? ロペス先生のご専門は森林気象学で、山形県内だけでなく、東北各地の様々なフィールドでご研究されています。今回は蔵王山におけるアオモリトドマツのご研究についてお話いただきました。これまでは衛星画像を活用した研究もされてきましたが、最近はドローンをフル活用して研究を進めているとのこと。その理由は、撮影タイミングの自由度や機動力が非常に高く、樹木1本から森林全体までを評価できるから。今回のご発表では、ドローンを用いた精密なリモートセンシングによる森林モニタリングについてお話いただきました。 蔵王山の森林の現状把握 現在、地球温暖化とCO2濃度上昇に伴い、世界各地で森林限界の標高が上昇するという現象が起きています。しかし、蔵王では逆。数100mも森林限界が下がる、という現象が起きているそう。しかも、森林限界付近ではアオモリトドマツがほとんどなくなっているとのこと。先生は2019年からドローンを使って、蔵王ロープウェイ周辺エリアの森林を調査。得られた画像を樹木の1本単位で健康状態を把握し、最終的には森林全体の健康状態の経年変化のモニタリングしています。膨大な画像処理には深層学習を利用。樹木2万本の健康状態を評価し、毎年増加し続ける罹患木と枯死木の本数が正確に把握できたとのこと。さらにその要因は、必ずしもキクイムシそのものによるものだけでなく、キクイムシ感染の前に、雪や風による物理的被害の影響を受けた弱い樹木が増加している影響が大きいのだとか。さらに、樹種判別でわかったこととしては、枯死したアオモリトドマツに代わって、マツと広葉樹を含む混合林に変化しており、かつ、構成樹種は、標高によっても違うのだそうです。 これからの森林のスマートモニタリング現在、先生の研究室では、「Zaochan:ざおうちゃん」という森林管理のためのソフトウェアを開発中。開発には、修士課程の学生が関わっていますが、実はその方は農学部の学生ではなく、環境学に興味があるソフトウェア開発などの工学指向の学生とのこと。ロペス先生のお話では、このようにデータサイエンスを得意とする人材が加わらなければ、今回のような研究はできなかっただろうとも。データサイエンスは研究の要。このようなソフトウェア開発が進めば、様々な場所の森林管理が、よりスマートにできるようになることが期待されます。 当日会場には13名、オンラインでは12名の方にご参加いただきました。会場参加の学部1年生からもたくさんの質問が飛び出し、オンラインからの質問も合わせて活発な会となりました。
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2023/04/21
- お知らせ
- イベント
- データサイエンスcafé
- 各種勉強会
5/8-9開催DSCaféのご案内
【学内向け・特別企画】ChatGPTについて学ぼう! PDFをみる 【第1弾】 開催日時 2023年5月8日(月)16時30分~17時30分(受付:16時15分)講演タイトルChatGPTを支えるAI技術(東北大学データ駆動科学・AI教育研究センター主催/生成系AIセミナー サテライト聴講企画)講師鈴木 潤 氏(東北大学 データ駆動科学・AI教育研究センター / 大学院情報科学研究科 教授)会場先端科学実験棟4階 S401教室(ふすまホール)定員会場:150名(先着順)参加費無料対象山形大学関係者(学生および教職員)限定申込方法5月8日(月)正午までに申込フォームからお申し込みください注意事項・東北大学からのZoom配信映像を山形大学の会場で聴講いただくものになります。(主催元のZoomIDに限りがあるため、山形大学関係者はこちらの会場での聴講をお願いします)お問合せ山形大学データサイエンス教育研究推進センターE-mail:yu-derp-info[at]jm.kj.yamagata-u.ac.jp※[at]を@に変えて送信下さい 【第2弾】 開催日時 2023年5月9日(火)13時00分~16時10分(受付:12時45分)講演タイトルGPTに関する動向とその応用について(理学部 集中講義「データサイエンス特講A」 特別聴講企画!)講師本橋 洋介 氏(NEC AI・アナリティクス統括部 兼 データサイエンス研究所 上席データサイエンティスト)会場理学部3号館2階A201教室/オンライン(Zoom)定員会場:40名(先着順)/オンライン:最大300名参加費無料対象山形大学関係者(学生および教職員)限定申込方法5月8日(月)までに申込フォームからお申し込みください注意事項・会場の申込者は定員に達し次第、締め切ります。オンライン参加者は各自のPCよりZoomにてご視聴ください。・後半の演習は、会場参加者のみ参加可お問合せ山形大学データサイエンス教育研究推進センターE-mail:yu-derp-info[at]jm.kj.yamagata-u.ac.jp※[at]を@に変えて送信下さい
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2023/04/21
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- インタビュー
過去の音楽の文脈から繋がりを意識し、新しい“音”を生み出す
AI音楽生成システムを用いたプロジェクトには、既存の作曲家が作った音楽を学習生成するものが多くあります。2023年2月に行われた「データサイエンスカフェ」では、「人工知能と作るこれからの音楽」をテーマに、名古屋芸術大学 非常勤講師の大久保雅基先生にお話しいただきました。イベント終了後、大久保先生に音楽の世界に飛び込んだきっかけやこれからの音楽に関しての考えなどを伺いました。 聞き手・奥野貴士 山形大学データサイエンス教育研究推進センター長/具志堅裕介 同センター担当教員(地域教育文化学部 主担当) (2023年2月15日実施) 変わった“音”との出会い,音楽をプログラムする 名古屋芸術大学 非常勤講師大久保雅基先生 ダンスミュージックと民族音楽が好きで、中学生の頃から作曲をはじめました。当時つくっていたのは主にトランスミュージック。ライブに出たり、CDをつくって文化祭で配ったりしていました。作曲をしていく中で、シンセサイザーなどを使って、いろいろな変わった音色を作りたいという興味を持ち始めたのですが、もっとマニアックに音楽制作をしたいと思っていたときに、大学の先生に教えてもらったのが、Max/MSPという音楽のプログラミング言語でした。それを使えば、変わった音が作れるということを知り、電子音響音楽というジャンルと出会いました。それが、アカデミックの世界に踏み込んだきっかけですね。とは言え、当時は自分が作っている音楽が「アカデミック」というイメージは全くなくて、ただただとにかく作曲を続けていました。 人と違う音楽,「新しい」とは何か どの芸術分野でも、何をもって新しいとするかは難しいところです。私は、既存のモノがあって、そこから少し違うことをしているのが「新しい」と評価されると思っています。そこを飛び越えすぎると、新しいではなくて「変なモノ」。「ちょっとここを拡張している」から「この作品は新鮮」、という感覚があります。ですので、過去の音楽の文脈から繋がりを意識して、その上で新しいことを取り入れるように気にしています。 現代音楽も、現代美術も素養がない人が触れたら全然理解できないという作品はたくさんあるはずです。しかし、それらはいろんな文脈に繋がった結果生まれた作品だと理解できる人からしたら、「変なモノ」ではなくて「新鮮な面白いモノ」になるのです。初見では「なんだコレ!?」という作品もありますが、薄っぺらい表現の場合は「なんだコレ!?」で終わる一方で、すごくいい作品というのは、「なんだコレ!?」がコンセプトから組み立てられ理論武装されていて、結果として普通のものとは違う表現をしていたりします。 人工知能と音楽,共に作り出す“音”の可能性 人間には知覚できない、人工知能だけが知覚できる音楽表現っていうのは、可能性として考えられるとは思いますが、人間の限界は決まっています。例えば人間が聞こえる周波数というのは20ヘルツから20キロヘルツです。機械はそれ以上を扱えるかもしれませんが、扱えたとしても人間は楽しめません。結局は人間が楽しめる範囲、扱える範囲でしか新しいものは生まれないと思います。また、「AIの発達により、人間の演奏の仕事が奪われるのではないか?」という懸念を持つ人もいますが、私は「人間というのは、人間の限界を見て楽しんでいる」と思っています。例えば、長年の練習の成果による素晴らしい演奏技法などを見て、「私にはできないけど、人間はこんなところまでできるんだ」というのを楽しんでいるのではないでしょうか。 現在、作曲家を目指して学んでいる人は、自分が取り組んでいることの最新の動向を見続けて、取り入れながら自分の音楽を作っていくことがよいでしょう。AIが今後、音楽業界に入ってくるのが当たり前になるかもしれません。でも、AIが脅威になり仕事を奪われるのではなく、AIを使うことが当たり前になるのではないかと思います。そのときには、すでに作曲家として活動している人のところに相談や仕事が来るのではないでしょうか。そのときには、当然AIも扱えていた方が良いですよね。
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2023/04/20
- お知らせ
【参加学生募集】データサイエンス座談会
令和5年度入学生の参加募集!玉手学長と山大生のデータサイエンス座談会 今、全国の大学でデータサイエンス教育の普及が推進されています。本学では、R5年度入学生から全学部において、データサイエンス(リテラシー)科目として、理学部では「データサイエンスⅠ」、理学部以外の学部では「データ解析基礎」が必修化されました。前期開講科目で既に履修していることと思いますが、そもそも、なぜ今、データサイエンスを学ぶのか?疑問をお持ちではありませんか?そんな学生さんの疑問に対し、玉手学長に大学でデータサイエンスを学ぶ意義や目的について語っていただきます。 参加人数に限りがありますが、学長と話してみたい、データサイエンスについて知りたい・話してみたいという方は是非ご参加ください。 実施日時 令和5年5月24日(水)15時~16時 実施場所 理学部棟(後日、参加者にお知らせします) 募集人数 若干名(応募多数の場合は抽選で決定) 申込方法 Googleフォームからお申し込みください(申込期限4月26日まで)
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2023/04/18
- 実施報告
- お知らせ
- イベント
4/14理学部講演会×DSCafé開催報告
2023年4月14日の理学部講演会×DSCaféは、「南極フィールド調査から探る南極氷床融解メカニズムと海水準上昇」をテーマに、国立極地研究所 准教授の菅沼悠介先生にご講演いただきました。菅沼先生はこれまでに7回、調査のため南極に行っておられるとのことで、現地での貴重な写真や動画を見せていただきながら、フィールド調査での活動内容を発表していただきました。なぜ氷床融解が起きるのか、そのメカニズムと海水準上昇の将来予測の実態と、過去に氷床融解・棚氷崩壊が起きた時期を推定するため、氷河地形地質学と地表の表面露出年代測定の調査手法についてご紹介いただきました。 当日会場では38名、オンラインでは12名に参加いただきました。
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2023/04/10
- お知らせ
- データサイエンスcafé
5/10(水)開催DSCaféのご案内
申し込む PDFをみる 開催日時 2023年5月10日(水)17時30分~18時30分(受付:17時15分)講演タイトルベイズ統計を用いた考古学研究の実践 ―日本考古学とアンデス考古学―講師白石 哲也(山形大学学士課程基盤教育院 准教授)松本 剛(山形大学人文社会科学部 教授)会場データサイエンス多目的ホール(山形大学理学部2号館5階511教室)オンライン(Zoom)定員会場:20名(先着順)/オンライン:最大300名参加費無料対象学生、教職員、一般申込方法5月9日(火)までに申込フォームからお申し込みください注意事項・会場申込多数の場合や状況によっては、オンライン参加をお願いする場合があります。・本学にお越しいただく際には、公共交通機関や近隣の有料駐車場などのご利用をお願いします。また、近隣の施設や店舗には駐車いただかないようお願いいたします。・会場参加をキャンセルされる場合は、事前にご連絡いただきますようお願いいたします。・当日ご都合が合わない方のために、期間限定の見逃し配信を行う予定です。お申込みいただいた方限定での公開となりますので、ご希望の方は、申込フォームからお申し込み下さい。お問合せ山形大学データサイエンス教育研究推進センターE-mail:yu-derp-info[at]jm.kj.yamagata-u.ac.jp※[at]を@に変えて送信下さい
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2023/04/06
- 各種勉強会
- お知らせ
- イベント
- データサイエンスcafé
【学内向け】4/14(金)理学部講演会×DSCaféのご案内
申込フォーム PDFをみる 開催日時 2023年4月14日(金)16時30分~17時30分講演タイトル南極フィールド調査から探る南極氷床融解メカニズムと海水準上昇講師菅沼悠介准教授(国立極地研究所)会場理学部3号館A201/オンライン(Zoom)参加費無料対象学内関係者のみ申込方法4月13日(木)までに申込フォームからお申し込みください注意事項・講演内容の動画撮影、録音、撮影および、SNSへの投稿は固くお断りいたします。・会場申込多数の場合や状況によっては、オンライン参加をお願いする場合があります。・本学にお越しいただく際には、公共交通機関や近隣の有料駐車場などのご利用をお願いします。また、近隣の施設や店舗には駐車いただかないようお願いいたします。お問合せ山形大学データサイエンス教育研究推進センターE-mail:yu-derp-info[at]jm.kj.yamagata-u.ac.jp※[at]を@に変えて送信下さい
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2023/04/03
- お知らせ
- データサイエンスcafé
4/26(水)開催DSCaféのご案内
申込みフォーム PDFを見る 開催日時 2023年4月26日(水)17時30分~18時30分(受付:17時15分)講演タイトル蔵王山のアオモリトドマツのデジタル化講師LOPEZ CACERES Maximo Larry教授(山形大学農学部)会場データサイエンス多目的ホール(山形大学理学部2号館5階511教室)オンライン(Zoom)定員会場:20名(先着順)/オンライン:最大300名参加費無料対象学生、教職員、一般申込方法4月25日(火)までに申込フォームからお申し込みください注意事項・会場申込多数の場合や状況によっては、オンライン参加をお願いする場合があります。・本学にお越しいただく際には、公共交通機関や近隣の有料駐車場などのご利用をお願いします。また、近隣の施設や店舗には駐車いただかないようお願いいたします。・会場参加をキャンセルされる場合は、事前にご連絡いただきますようお願いいたします。・当日ご都合が合わない方のために、期間限定の見逃し配信を行う予定です。お申込みいただいた方限定での公開となりますので、ご希望の方は、申込フォームからお申し込み下さい。お問合せ山形大学データサイエンス教育研究推進センターE-mail:yu-derp-info[at]jm.kj.yamagata-u.ac.jp※[at]を@に変えて送信下さい
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2023/04/03
- お知らせ
- データサイエンスcafé
DS Cafe 2023前期の開催案内
データサイエンスカフェ2023年度前期の開催スケジュールをお知らせします。各回、申込開始時期が異なりますので、最新情報のページを確認いただき、申込ください。 最新情報はこちら PDFをみる
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