【実施報告】6/25に『ディープラーニングによる気管支内視鏡超音波画像の良悪性診断プログラムの開発』をテーマにしたDSCaféを開催しました

2024年6月25日開催のデータサイエンスCaféは、山形大学医学部の五十嵐 朗先生を講師にお招きし、「ディープラーニングによる気管支内視鏡超音波画像の良悪性診断プログラムの開発」についてご講演いただきました。

五十嵐先生のご講演は,肺がん診断の正確性を高めることと、患者さんにかかる負担を軽減することを両立させるため,ディープラーニングを活用して「がん」であるかどうかを判定するプログラムの開発について詳しく紹介されました。

 
ご講演では、この研究の着想に至るまでの経緯や、開発過程における技術的な試み、そして、その結果得られた成果について具体的に説明されました。特に、ディープラーニングの技術がどのようにして医療現場に応用されているのか、またその可能性について、多くの参加者が関心を持って聴講していました。

ご講演最後に、五十嵐先生は「医師だけではAIのことはわからないし、AIのことをわかっている人は医学のことはなかなかわからない。分野の人と交流することと、新たな発想がうまれる普段の疑問を忘れないようにどこかに記憶しておくと、突然何かおもいつくことがある。その時には役に立たないようなことでも、(気が付いたなら)地道にデータベースを準備しておくことが大切。(やるかやらないか悩んだときにも、やりたかったなら)大事な瞬間には思い切りが大切だと実感した。」とおっしゃっていました。


ご講演後には、質疑応答の時間が設けられ、参加者からの多くの質問が寄せられました。医療関係者だけでなく、データサイエンスに興味を持つ参加者からも、具体的な技術についての質問が続出し、ディスカッションが活発に行われました。ご視聴後のアンケートでも「(DSCaféは)幅広い分野、色々なご専門の方からの、実際のお話に触れる機会をいただき、様々なヒントを得られ、ありがたく思う。データを活かす考え方を学びつづけ、仕事等に役立てたい。」といった声が寄せられました。


当日は、会場には医学部の学生や研究者、オンラインには多くのデータサイエンスに興味を持つ参加者が集まり、総勢33名(会場9、オンライン24)が参加しました。

次回のDSCaféは7月11日、「統計的機械学習」と「ドローン×モンゴル」の豪華二本立てで、山形大学の先生お二人にご講演いただきます。皆様のご参加をお待ちしております。

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