自然言語処理で,できること,できないこと

6月6日(木)は、原一夫先生(山形大学理学部) にテキストマイニングの現状と限界というテーマで発表していただきました。 スマートスピーカーや各種翻訳技術で近年のコンピュータの言語認識の能力は、格段に向上しました。このため、コンピュータは言語理解に関してすでに、十分な能力を得たと思われがちですが、例えば、「先祖の墓参り」と「坊主の墓参り」の2つの言葉では、同じ位置にある「先祖」と「坊主」が異なる役割となり、「墓参り」の主体が異なる物になります。こんな違いは、常識的な判断で人間なら簡単に理解出来ますが、コンピュータにはこの違いを区別できません。今回は、テキストマイニングの代表的な手法を紹介しながら、その限界を示しました。

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