【地域デジタルデザイン思考演習】フィールドスタディー:蔵王山グループ

10月29日(土)、理学部「地域デジタルデザイン思考演習」のフィールドスタディーが実施されました。本演習では、3つの課題が設定され、それぞれのグループに分かれて、データ収集やデータ処理について基礎から学び、課題に向き合いながら、データで地域課題を解決する方法を検討します。
今回実施したフィールドスタディ―では、蔵王山の森林画像データ、米沢市バスのGISデータの収集を目的に、現地でデータ収集の体験学習を行いました。
蔵王山グループは、蔵王温泉駅からロープウェイに乗り、紅葉を眺めながら樹氷高原駅へ移動しました。そこから徒歩でドローンを飛ばすポイントへ到着すると、農学部ロペス教授からドローンの基本的な使い方についてレクチャーを受け、地上90メートルと60メートルの高さから、画像を撮影しました。同じエリア内を、撮影する高さを変えて撮影し、あとで画像の画素数の違いを見比べます。また、撮影時のドローンの撮影精度を上げるため、山の傾斜や地形を表した模型を3Dプリンタでつくり、どのようにドローンを動かすかプログラムするそうです。撮影後、山形県の観光資源でもある樹氷が形成される針葉樹「アオモリトドマツ」の立ち枯れの問題と現状について説明を受け、その後は、蔵王山に生息する樹木に触れながら、蔵王温泉街まで約1時間のハイキングをしました。参加した学生からは、「学外で体験できる授業や勉強会の機会が少ないため、興味があり受講した。雪のシーズン以外の蔵王山を見るのは初めて。自分の足で歩くことで、より地域の課題を実感することが出来た。」という感想がありました。今後は、収集した画像データを元に、アオモリトドマツの生息状況を調査を行う予定です。

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