NEWS##データサイエンスカフェ
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2025/10/27
- 実施報告
- お知らせ
- データサイエンスcafé
【実施報告】DSカフェ『人工衛星による地球観測って何だ?~衛星リモートセンシング入門~』(10/22開催)
2025年10月22日に開催された「データサイエンスカフェ」では、一般財団法人リモート・センシング技術センター(RESTEC)の古田竜一氏を講師にお迎えし、人工衛星から取得できる地球観測データとその多様な活用事例についてご講演いただきました。 講演では、人工衛星の基礎的な仕組みから、地図作成や気象観測など身近な応用例、さらに最先端の研究動向まで幅広く紹介され、参加者にとってデータサイエンスの新たな可能性を実感する貴重な時間となりました。 ■ RESTECの取組と事業領域 講演ではまず、RESTECが展開する6つの主要事業 ― 「衛星地球観測」「シンクタンク」「人材養成」「研究開発」「ソリューション」「普及促進」 ― について紹介がありました。衛星から得られるデータを活用し、環境・防災・都市計画など、さまざまな社会課題の解決に挑戦している同センターの幅広い活動が紹介されました。 ■ 人工衛星による地球観測とは 続いて、通信衛星・測位衛星・探査衛星・地球観測衛星といった人工衛星の種類と目的が解説されました。その中でも本講演では「地球観測衛星」に焦点が当てられ、地表面で起こる現象を“遠隔(リモート)”から“探査(センシング)”する技術について、基礎からわかりやすく説明いただきました。 具体的な事例として、地球観測衛星「だいち(ALOS)」の仕組みと観測方法が紹介されました。約4トンの本体が高度600kmを秒速8kmで飛行し、太陽光パネルによる発電を行いながら、観測センサで取得したデータを地上に送信しています。このような衛星観測は、広域性・周期性・連続性・耐災害性に優れており、都市構造の分析、地盤沈下の把握、気象・海象の監視などに幅広く活用されています。 ■ 社会での活用事例と今後の展望 衛星データは、社会のさまざまな分野で活用が進んでいます。講演では、地図更新や都市計画の効率化、高精細な3次元空間情報による都市再現、人の行動支援、災害対応などの具体例が示されました。 また、少子高齢化や労働力不足といった社会的課題を技術で補い、より充実した市民サービスにつなげる可能性についても言及されました。 RESTECの技術と知見は、Society5.0社会の実現に向けた情報基盤としても重要な役割を担っています。 講師からは、「衛星リモートセンシングは学際的な分野であり、データサイエンスを学ぶ皆さんにも多くの挑戦の場がある」とのメッセージが送られました。 今回は、見逃し配信希望の方を含めて38名の方からお申込みがあり、当日会場には17名、オンラインには13名(合計30名)が参加しました。参加者からは、「人工衛星の仕組みを身近な視点で理解できた」「地球観測データが社会のさまざまな場面で活用されていることに驚いた」といった感想が寄せられました。
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2023/05/01
- お知らせ
- インタビュー
宇宙の謎を解き明かす研究の魅力と学生時代に研究を通して身につけてほしい論理的思考力
近年、宇宙物理学の分野でもデータサイエンス的手法による研究が広まってきています。2023年1月に行われた「データサイエンスカフェ」では、「高エネルギー宇宙物理学とデータサイエンス 〜ときどきドイツ滞在記〜」をテーマに、航空宇宙工学専攻出身で、ドイツの研究所での研究経験もお持ちの山形大学理学部の石井彩子助教にお話しいただきました。イベント終了後、石井先生に、これまでの経歴や研究内容について、お話しを伺いました。 聞き手・奥野貴士 山形大学データサイエンス教育研究推進センター長 (2023年1月20日実施) 研究者を目指した理由は 会話しなくてよい仕事だから? 山形大学 助教(理学部 主担当/専門 宇宙物理学)石井彩子先生 子どもの頃はコミュニケーションが苦手で、将来は人と話さなくてよい仕事がしたいと思い、研究者を目指しました。でも実際になってみると、学会に参加していろいろな人と議論したり人脈を広げたりなど、人と話す必要のある場面がたくさんあると気づきました。研究分野については、「宇宙はきれいでロマンがある」と魅力を感じていたので、宇宙関連への進路を漠然と考えていました。スペースデブリの問題に興味を持ったり、宇宙飛行士を目指したいと思ったり、いろいろと考えましたが、様々な条件を加味して東北大学工学部へ進学。そのまま大学院に進み、大学院修了後は東京大学での特任研究員を経て、2019年10月からドイツの「マックス-プランク重力物理学研究所」でお世話になりました。2021年10月から現職です。 理論・観測の両面から天体現象に迫る 私は、ガンマ線バーストや超新星爆発といった宇宙で生じる天体爆発現象について、数値シミュレーションを用いてその発生メカニズムや放射機構を調べる、という研究を行っています。天体から発せられた光が観測者にどのように見えるのかを調べるため、各々の光子の軌跡を追っていくというシミュレーションを行っています。観測者に届いた時点で各々の光子が持つエネルギーを調べてスペクトルを計算したり、光子を積算することによって光度の時間変化を得ます。このスペクトルや光度の時間変化の計算結果を観測データと比較することにより、シミュレーションで仮定していたモデルや物理過程が正しいかどうか一つ一つ確かめつつ、天体現象の発生メカニズムの解明を目指していきます。観測の場合は、現状の観測装置で観測できる天体しか研究できない一方で、理論研究では将来的に装置の性能が向上した暁には観測されうる、という天体を対象に研究することもあります。しかし、天体現象によってはシミュレーションの中で仮定する初期条件についてほとんど制限がついていないこともあり、モデルが本当に正しいのか疑問が残る場合もあります。 これまでは、理論の研究者との共同研究をメインにしてきましたが、山形大学には、天文台もあり、観測の分野では郡司先生や中森先生、理論では滝沢先生など、アクティブな先生方もいらっしゃいます。理論だけではなく、観測研究との共同研究もできればうれしいです。 将来を見据えながら、 学生時代に学んでほしいこと 将来、技術の発展に伴って、天体の観測数は増えていくと思います。ということは、理論のほうでもモデルをつくる手がかりが増え、理論研究もブラッシュアップされるかもしれません。その反面、モデルの複雑さも増すので、理論研究の方でもより高度なシミュレーションが求められていくと予想されます。 データサイエンスや人工知能などの分野については、学んでいる学生を歓迎する就職先も増えていると思います。「AIの進化に伴い失われる職業」という話題を耳にすることもありますが、AIやデータを操る側が消えることはないと私は思っています。 学生時代にやっておいた方が良いことと言えば、研究を通してデータの解析に慣れておくと、将来役立つことがあると思います。グラフ一つを読むにも、慣れていないと正しい解釈ができないということがありえます。研究活動を通して身につけた論理的思考力は、将来にも活かされると思います。 また私は、ドイツ在住時、日本の常識が通用しないことによく遭遇して、何度もショックを受けました。そういうことを、現地でのさまざまな体験を通して知ることができ、ドイツ渡航前に比べるとかなり視野が広がったと思います。また、ドイツに行ったからこそ、日本の、特に地方都市の魅力にも気がつくことができました。学生のみなさんには、機会があれば積極的に海外に行くことをおすすめしたいです。
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